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腹ごしらえと銭湯で求人の事を忘れる

今日は銭湯の湯船に浸かる日だ。それを考えるだけで気持ちが高揚した。そうだな。今日くらいは朝食をしっかり食べよう。そう思って松屋に行った。そこで昔よく食べたウィンナーと目玉焼きと牛肉の小皿を注文して食べる事にした。もちろん味噌汁もついている。運ばれてきてそれをまずひとくち飲んだ。身体の芯からぬくもりが広がってきた。生きている実感が感じられる。うまいと心の中でつぶやいた。御飯も大盛りである。今日は腹一杯食ってやる。そして銭湯に行くんだ。それはまるでどこかに特攻する戦士のような気持ちに似ていた感じがした。ひとりでに笑顔がこぼれた。求人の事はまずはどこかにおいておこう。忘れようと思った。まずは腹ごしらえして風呂に入って頭の中を空っぽにしたかった。それから始めたらいい。そこから全てが始まると思えた。彼は久しぶりに銭湯の大きな湯船に浸かって目を閉じた。生き返る気持ちがした。これでいい。ここからが勝負。

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